更新とんでもなく久しぶりすぎて、すみません。
基本色んなことをスマホでこなすので、SNSへの投稿が一番楽でソレばかりになっておりました。ただ、昨今のTwitter、もといXくんの改悪、AI学習への心配などからこちらに纏めた方が安全(100%じゃないのは知ってる…)ではないかという判断に至りました。スマホからの投稿に変わりはないため、改行等おかしければ申し訳ありません。(今も突然フォントが変わって焦ってます。)
年末の恒例展示、タツコン。
今年は出展しないつもりでしたが、キャンセルが出たとのことで飛び入り参加しました。
GALLERY龍屋
TATSUYA ART COMPETITION 2024
愛知県尾張旭市柏井町公園通542
2024年12月7日(土)~21日(土)
11:00〜18:00
会期中無休
お客様の投票とお買い上げによって順位が決まるアートコンペです。お好きな4作品に投票を是非お願いいたします!今年は「空」を作品テーマとした160作品が一同に集まります。ジャンルも画法も個性もみんなバラバラなのでお気に入り作品がきっと見つかるはず。
私、アキタマキは出展者番号No.153での参加です。
作品タイトルを「昨日よりおおきい」と付けました。

いつ頃の記憶なのか。どういうシチュエーションだったのかは思い出せないのですが、相当小さかった頃なのでしょう。
両親の運転する車の後部座席から、当時の私はボケーーーっと月を見ていました。
車は山道に差し掛かり、ゆっくりと登っていきます。
そこで気が付いたのです。「あの月、昨日見たときより大きいのでは???」と。
クソガキだったアキタはすぐその理由をこう考えました。「そうか、山を登っていつもよりも高い場所にいるから、いつもよりも月に近いんだ。だから大きく見えるんだ」
…アホでしかないです。
なんなら今なら手を伸ばせば届くとも思ってました。
アホでしかないです。
今年のテーマが「空」と聞いた時、インドア派の私はすぐに窓から見上げた空を思いました。何故か浮かんできた言葉が「井の中の蛙大海を知らず」でした。
この言葉は続きがある、という都市伝説めいた話があります。
それが「されど、空の青さを知る」。
私の周りにはすごい人たちばかりで、仕事仲間も素晴らしい才能を持っているし、絵描きでよく展示をご一緒する皆さんも紛うことなき天才、もはや憧れすぎて神様か?みたいな存在。お子さんを育てているお父さんお母さんも私なんかよりも遥かに大変なことを背負っていて偉い。偉いの権化。みんなみんな高いところで輝いていらっしゃる、頑張っていらっしゃると憧れてるものです。
昔よりは多少マシになったかもしれないけど、未だにクソガキのアキタは地面よりも低い場所である井戸の底で『おれも、おれもすごいでしょ??ね?ね?』って叫んでるだけのなんか小さいやつです。
それでも高くて青い空を見上げていたら、「しょうがないな」ってその山のような背中に乗せてくれた人たちがいました。
そしていつもよりちょっとだけ高い場所から、勘違いしてばかりのクソガキは言うのです。
「昨日より(あの月は)おおきい!」と。
私の描く絵などほとんど見向きもされないし、何の賞も得たことはありません。でも龍屋さんのコンペに出すと何人もの方々が「可愛い」とか「良かった」っていう感想をくださいます。龍屋さんという高い下駄を履かせてもらってるんだと思ってます。
私は井戸の中の蛙に過ぎないけれど、それでも月を見て「いつか届く」と思っている。そんなアホなクソガキの私がたまに愛おしく思うこともあるのです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
もしも応援してくださる方がいらっしゃれば、ネット投票もありますので、好きな作品を4つ選んで、ぜひ1票いただければと思います。